戸田宗光が田原城を築城
田原城は、室町時代の文明12年(1480)ごろに、戸田宗光(とだむねみつ)が築城しました。当時は城が海に囲まれていて、その形から「巴江城(はこうじょう)」とも呼ばれていたそうです。
戸田宗光は渥美半島一帯を治めた実力者で田原城の次に、二連木城(にれんぎ)も築きました。二連木城の跡地は、今の仁連木町の大口公園になっています。
徳川家康が田原城を攻略
その後田原城は、台頭してきた今川氏のものとなりましたが、桶狭間の戦いの後、三河統一を目指す徳川家康が攻め落としました。
現在の田原城
田原城跡には石垣・堀・土塁などが残っており、桜門と二ノ丸櫓が復元されました。
田原市博物館や田原市民俗資料館が隣接しており、田原市・渥美半島の歴史を網羅できる地域になっています。付近一帯は樹木や道路が整備されていて、散歩にもうってつけです。


左が桜門の表で、右が桜門の裏側です。左側の階段を上がっていくと、平らなスペースがありました。
左下は二ノ丸櫓の裏側、右が博物館の入口です。桜門の奥にあります。蛇足ですが2014年8月に訪れた時には、玄関横に渥美半島の様々な海岸の砂とそこで採れた貝殻が、発砲スチロールの箱に分類されて展示されていました。海岸によって砂の形状がずいぶん違うものだと思いました。


田原市博物館 アクセス他
開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は4時半まで)
定休日:毎週月曜日(祝日の時は翌日)と年末年始(12月28日から1月4日)
観覧料:一般210円、小中学生100円
電話:0531-22-1720
博物館のHP
〒441-3421 愛知県田原市田原町巴江11-1
田原城跡は随時見ることができます。