渥美半島 田原市民族資料館

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田原市民俗資料館は田原市博物館や田原城跡に隣接しています。白壁の2階建てです。すぐ前に駐車場があります。

玄関を入ると、変哲のない机があり、ボランティアかなと思わせる高年の男性が「どうぞどうぞ」と見学を勧めてくださいます。特に展示物のパンフレットがあるわけでもありません。ひなびた雰囲気です。田原城跡が目当てでしたが、ここまで来たからには見ておくべきだと思って入館しました。意外に楽しめました。

田原市民俗資料館には田原の人たちの暮らしに関するものが、いろいろ集められています。一見雑多で系統だてて展示されていないような感じがするのですが、それはそれで、なぜここにこれがあるのとか、このおもちゃはどういういきさつで、資料館におさめられたの、などと想像しながら廻るのが楽しかったです。昭和中期の家庭用品もあって、たとえば手回し脱水器付の洗濯機など、「子供のころ使っていたなあ」と、感慨深いものがありました。

カルチベーター

カルチベーター 民族資料館 カルチベーター資料

地面を均(なら)したり、畝を作ったりする、耕運機のようなものらしいのですが、カルチベータというカタカナ表記なのが、昔の道具なのに珍しいと思ってしまいました。明治初期にアメリカやドイツから輸入され、大正時代には全国的に使われていたそうです。動力の耕運機が出てくるまで使われた道具です。

昭和初期のアイスクリームフリーザー

民族資料館アイスクリームフリーザー

昭和初期に使われていたアイスクリームフリーザーです。ボントン社製とありました。使い方は手作りアイスクリームというHPに載せてあります。アイスクリームが貴重な頃、この道具もきっと高額だったことでしょう。フリーザーの下は、これが入っていた箱の蓋だと思われるものなのですが、その蓋に使い方が筆文字で書かれています。使い方が読めるように横に置いてくださればいいのに、と。ちょっとずらして写真に収めました。アイスクリームの横には、(その昔)海外からきたグループのコンサートのチラシが置いてあります。きっと置き場所に困ったのでしょうね。展示の仕方が面白いです。

火消しの纏(まとい)

田原民族資料館火消の纏

写真のような纏が何十本もありました。ここへ来るまでの通り道に消防署があって、そこの道路側の看板のマークが纏なのが珍しいと思っていたので、余計に気になりました。

田原市民族資料館 アクセス他

開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は4時半まで)
定休日:毎週月曜日(祝日の時は翌日)と年末年始(12月28日から1月4日)
観覧料:無料
電話:0531-22-1720
博物館のHP
〒441-3421 愛知県田原市田原町殿町33

交通案内
豊橋鉄道渥美線「三河田原駅」徒歩15分、豊橋鉄道バス伊良湖本線「田原萱町」徒歩10分
田原市巡回ぐるりんバス「博物館入口」徒歩3分

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